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SE構法の注文住宅とシロアリ対策

2025.4.18

SE構法の注文住宅とシロアリ対策~安心して長く住むために~

大阪の耐震注文住宅・SE構法の株式会社ネルフです。いつもブログをご覧いただきありがとうございます。注文住宅を建てる際、多くの方が気にするのが「耐震性」と「耐久性」です。その両方を兼ね備えた工法として注目されているのが、SE構法です。木造ながら鉄骨造並みの強度を誇るこの工法は、自由な設計が可能でありながら、高い耐震性能を実現できるため、多くの建築家や施主に選ばれています。しかし、どんなに強い構造でも、見落としがちなのがシロアリ対策。木造住宅の大敵であるシロアリに対し、SE構法の住宅はどのような対策を講じることができるのでしょうか。

 

SE構法とは?

SE構法(エスイーこうほう)とは、構造計算に基づいたラーメン構造の木造建築工法です。一般的な木造住宅の「在来工法」とは異なり、集成材と金物接合を用いることで、高い耐震性と耐久性を確保しています。このため、柱や壁を少なくした開放的な空間設計が可能で、大きな吹き抜けや広いリビングを実現できます。

 

SE構法の住宅とシロアリのリスク

シロアリは木材を食害し、住宅の構造的な強度を低下させる厄介な存在です。では、SE構法の住宅はシロアリに強いのでしょうか?

 

1. 集成材の使用

SE構法では、無垢材ではなく集成材が主に使用されます。集成材は接着剤によって加工されており、シロアリが好む成分が含まれにくいため、一般的な無垢材に比べて食害のリスクが低いとされています。

2. 金物接合による耐久性

在来工法の木造住宅では、木材同士を接合するための仕口やホゾがシロアリ被害の入り口になることがあります。しかし、SE構法は強固な金物接合を採用しているため、シロアリが入り込む隙間が少なく、被害のリスクが軽減されます。

3. 防蟻処理の重要性

SE構法だからといって、完全にシロアリ被害を防げるわけではありません。そのため、

・土壌処理(基礎部分への防蟻薬剤の散布)

・木材処理(シロアリが嫌う薬剤を木材に浸透させる)

点検のしやすさ(床下空間を確保し、定期的に点検できる設計)などの対策を講じることが大切です。

 

シロアリ対策を万全にして、安心の住まいを

SE構法の住宅は、耐震性や設計の自由度が高い魅力的な工法ですが、シロアリ対策も怠らないことが大切です。集成材や金物接合といった特性を活かしながら、適切な防蟻処理と定期点検を行うことで、長く快適に住める家づくりが実現できます。シロアリに強い設計を意識しつつ、SE構法のメリットを最大限活かした住まいを目指しましょう。是非、株式会社ネルフへご相談ください。

 

 

株式会社ネルフ
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